島田陽子プロデューサー初挑戦 ハリウッドと共同制作の主演映画で
映画「Evergarden(エヴァーガーデン)」でプロデューサーに初挑戦する島田陽子
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女優、島田陽子(68)が来年公開予定の映画「Evergarden(エヴァーガーデン)」(横山浩之監督)に主演することが9日、分かった。コロナ禍の人生模様を描く作品で、念願のプロデューサーにも初挑戦。半世紀以上に及ぶ芸歴を生かし、打ち合わせやロケ地、衣装の選定などに奔走した島田は「コロナ禍で気づかされた思いを届けたい」と静かに力を込めた。
■来年公開予定「Evergarden」
国際派女優が新たな一歩を踏み出す。
本紙の取材に応じた島田によると、「Evergarden」は、数年前から進めてきたハリウッドの制作会社との共同プロジェクト第1弾。直訳すると「永遠の庭」を意味する英語で、「植物や動物が生死を繰り返す庭を人生に例えた言葉。(この作品で)現代を生きる意味を問いかけたい」と力説する。
島田は榎木孝明(65)演じる旅館経営者、喜一の妻、晴子役。喜一はコロナ禍による経営難に加え、病気で余命宣告を受けて将来を悲観し自殺。残された晴子はある事件に巻き込まれるが、母国の軍事クーデターから逃れたミャンマー人夫婦に救われ、懸命に生きようともがく…。
今作で島田は、1970年の女優デビュー以来、念願だったプロデューサーも初めて兼務し、内外の作品に多数出演してきた豊富な経験と人脈を駆使。監督との打ち合わせはもちろん、鹿児島・薩摩川内市の自然豊かな藺牟田(いむた)池をロケ地に設定。衣装、音楽の選定も行ってきた。
映画は今日的なニュースも盛り込み、20日に鹿児島県でクランクイン。9月下旬に撮了する予定だ。当初は7月上旬の撮入予定だったが、スタッフ1人が新型コロナに感染。さらに、ロケ地の薩摩川内市が豪雨被害に遭ったため、延期されていた。
苦難を乗り越えての船出となるが、「コロナ禍では心を密にして助け合うことが、いかに大切かを多くの人が学んだ。そうしたことを若い世代にも伝える作品にしたい」と力を込める。公開前にモナコ国際映画祭などに出品することも決めた。
映画出演は2016年の「カノン」以来。今後は「毎年1、2作はプロデュースしたい。東日本大震災の被災地を舞台にした作品も企画しています」と打ち明けた。
◆島田 陽子(しまだ・ようこ) 1953(昭和28)年5月17日生まれ、68歳。熊本県出身。駒沢学園女子高卒。70年のドラマ「おさな妻」でデビュー。70年代に清純派として活躍し、代表作はドラマ「白い巨塔」、映画「砂の器」など多数。80年に放送された米国ドラマ「将軍 SHŌGUN」でヒロインを演じ、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞で翌81年、主演女優賞を受賞。国際派女優の先駆けとなった。






























