生活保護やホームレスをめぐる差別発言で批判の声が殺到したメンタリストのDaiGoが約2か月半ぶりにYouTube動画を投稿した。
10月6日夜に更新された動画のタイトルは「断食の科学〜細胞レベルで人生変わる15のメリット」。
自身の体験を基に、「(断食の後の)ご飯と酒がおいしい」、「時間とカネの節約になる事」、「血液がサラサラになる」ことなど断食のメリットを説明した。一連の騒動に対する謝罪や説明は語られていない。動画の再生回数は7日午後3時で21万回を超えた。
DaiGoは8月7日に公開したYouTube動画で、「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めているんじゃないからね。生活保護の人たちに食わせるくらいなら、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きていても僕は別に得しないけど、猫が生きてれば僕は得なんで。猫が道端で伸びてたら可愛いなぁと思うけど、ホームレスのおっさんが伸びてると『なんでこいつ我が物顔でダンボールひいて寝てるんだろな』と思うもんね」と発言した。
「自分にとって必要のない命は僕軽いんで。ホームレスの命はどうでもいいんで」と言い放った。この動画について問題視する声が広がると、12日の動画で、「残念ながら、僕を叩いている人たちよりも、僕は彼らのことを保護してますよ。何でかって言うと、税金めちゃくちゃ払ってるから」と持論を展開。謝罪を求める声に対しても、「個人的な感想に間違いもクソもないと思うんで。これは別に個人の意見じゃないですか、それに対して謝罪っていうのは別に」と拒否したことで、さらに炎上する事態になった。
自身の発言を反省したのか、翌13日の動画で一転して謝罪。生活困窮者や社会から孤立状態にある人々の生活再建を支援するNPO法人に教えを請う計画などを明かし、14日夜にもスーツ姿で動画を配信した。
「もし、自分の母親が生活保護を受けていたら」と考えたことを明かし、「自分の大事な人の生きる価値を否定される状況になったら、当然そういう反応をするだろうな、と。本当にひどいことをしてしまった、と。誰も人の生きる意味を奪っていいと言うことはないと思う。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
一連の差別発言で批判が殺到したことにより、スポンサーも対応に追われた。株式会社Qvouが「霧島天然水のむシリカ」の公式サイトで、DaiGo出演のCMを自粛し、広告起用は当面の間自粛することを発表した。
「DaiGoは謝罪の動画を出した後、YouTubeの配信は停止していましたが、自身の動画を配信するサービス『Dラボ』で定期的に動画を出し続けていました。有料制の動画配信サービスですが、若い世代を中心に人気です。一連の騒動で大手メディアから起用されることは厳しくなりましたが、お金に不自由することはないと思います」(民放のテレビ関係者)
DaiGoがYouTube動画を投稿した後、SNS、ネット上では疑問の声が相次いだ。
「本当に反省をしたのか、ホームレス支援者の批判に答えたのか、ホームレスを理解するように努めたのか、是非報告頂きたい」
「もう少しだけ活動を待った方が良かったのではないかな。失言&その後の取り消し謝罪騒動から、1年もたってないのに」
8月の動画で語っていた生活困窮者らへ支援活動をおこなうNPO法人で実際に働いたかについても、最新の動画で触れられていない。今後のYouTube動画で、一連の騒動について語られる日は来るだろうか。
(松木歩)